木嶋のちりめんがおいしい理由

木嶋水産のちりめんは、漁の中でも特に質・大きさの良いものを厳選し、たっぷりのお湯で茹で、釜揚げしらすにします。
作業するおばちゃん達も大変。でも、自然が創る素朴な味…これが本当に美味しいんです。
乳幼児から大人まで、どなたにも召しあがっていただける自慢の美味しさです。

2隻で網を引っ張る漁法「機船ふな引き(通称、ぱっち網）」でちりめん漁を行います。

網を引く船と運搬船で3隻1組。

運搬船で袋だけを取り上げているところです。

ちりめん以外の物をすくい、捨てます。

えさを求めて「かつお」などが群れてきます。

氷水(海水）の入った船倉に魚を取り込み、鮮度を保ちます。

身もしまり、日持ちも良くなります。

水揚げ風景。量の少ない時は、コンテナに入れてトラックで工場まで。

多い時は、ポンプで吸い上げます。

網に入ったちりめんは運搬船に引き渡され、いち早く、おばちゃん達の待つ工場へ運ばれます。

木嶋のちりめん、ふるさとの味は、漁師達とこのおばちゃん達によって支えられているのです。

ちりめんとは小魚の総称で、かたくちいわしの稚魚が最高級品です。宇和海近辺では、ほっぺたが垂れる程美味しいので「ほおたれ（ほうたれ）」と呼ばれています。

他のいわしは、ほおたれとはいいません。生きている時は透明で「なま」と呼ばれ、湯をくぐれば真っ白な「釜揚げしらす」となります。それを乾燥させると、クリスタルのような「ちりめんじゃこ」となります。

また、ほおたれは成長する段階でも呼び方（通称）が変わります。ちりめんに腹わたができると「かえり」。脱皮するという意味からです。
その後は大きさによって小羽・中羽・大羽いりこと呼ばれます。 生干しは「ほおたれ丸干し」と呼ばれ、軽くあぶって召しあがるのがおすすめです。